京都の東山にある八坂庚申堂が近年は着物を着た女性やカップルにフォトスポットとして大人気なんです。
インスタグラムでもカラフルなお守りを背景にした写真がたくさん!
八坂庚申堂の読み方は「やさかこうしんどう」で、大黒山延命院金剛寺が正式名称です。
朱色の鮮やかな門からチラリと中を覗くと、奥にカラフルな丸いものがぶら下がっているのが目に入ります。
その丸いものの正体は、「八坂庚申堂」の名物お守り「くくり猿」。
くくり猿に願いをかけて欲をひとつ我慢すると、願いを叶えてくれると言われています。
くくり猿は、猿が手足をくくられて動けない姿を表しているのだとか。
これは、心がうまくコントロールされている状態を象徴しているのだそうです。
ひとつひとつ手作りされていて、平日は100個、週末は300個の限定販売。なくなり次第終了なので、早い時間に行くのがおすすめです。
好きな色のくくり猿を選んだら、願いごとと日付、氏名を記入し、空いているスペースに願いを込めて結びます。
カラフルな背景は着物や浴衣との相性抜群!SNS映えするので、着物で来る人の多さもうなずけますね。
くくり猿に願いを込めた後は、本堂に参拝を。「欲を我慢します」と誓い、願いごとを叶えてもらいましょう!
境内で「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿探し
「八坂庚申堂」は、日本三大庚申のひとつとされ、日本で庚申信仰(こうしんしんこう)を広めたと言われており、猿は神の使いとされていて、「見ざる、言わざる、聞かざる」の3匹の猿が本堂をはじめ、いたるところに。
「八坂庚申堂」には、くくり猿以外にも猿にまつわるお守りが豊富に揃っています。ちょっぴりとぼけた表情がかわいい指猿は、もっていると手先が器用になるんだとか。
ひとつひとつ手作業で塗られているので、表情が微妙に異なります。お気に入りを見つけるのも楽しいですね。
写真を撮りに行くもよし。願いを叶えに行くもよし。かわいいお守りを探しに行くのもよし。「八坂庚申堂」の多彩な魅力は、行けばきっとわかるはずです!
八坂庚申堂 やさかこうしんどう
住所:京都府京都市東山区金園町390
TEL:075-541-2565
営業時間:9~17時
定休日:無休
料金:拝観無料